岩手県沿岸北部の地震(2008/7/24)
久しぶりの更新です。
来週月曜日から、またプチスポット航海が始まります。
プチスポット火山は、古い海洋プレート上に出来る割れ目を伝って、プレート
の下(アセノスフェア)から少量のマグマが浸み出すことで形成されると考え
ています。ちなみにアセノスフェアに少量でもマグマがあるかどうかは、未だ
持って議論の対象であり、故にプチスポット火山の研究は重要であります。
プチスポット火山の研究を通して、私は”海洋プレート”自体の方に着目
し、その熱物質構造の解明を目指して研究を行っています。
昨夜(7月24日未明)に起こった「岩手県沿岸北部の地震」は、太平洋プ
レートが日本列島の下に沈み込んだ先(スラブ内)で発生しました。震源は、
かつて海洋プレートであったころにはプレート中のマントルであった部分であ
り、スラブ内二重深発地震面の下面で発生した地震です。私は地震発生当時、
自宅で寝ようと横になっていたのですが、しっかりと地震を感じ、すぐに起き
てネットとTVで確認しました。
このタイプの地震は、しばしば発生していますが、昨夜のように震度6強を
記録するような大きな揺れが観測されることは珍しいと思います。しかし、日
本列島では何時、どこで、同程度の地震が起こるか分からない、ということを
痛感した出来事でした。震源となった部分にはどのような物質がどうやって破
壊されて起こったのか、原因はなにか、まだまだ分からないことだらけです。
プチスポット火山の研究を通して、少しでもこのようなタイプの地震発生メ
カニズムの解明に貢献できるように、頑張ります。
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